不登校で自分を責める親の気持ちとその対処法

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不登校は親のしつけ・育て方が悪かったのではありません

子供が不登校になると、多くの親たちは自分を責める気持ちに囚われがちです。 


このような感情は、学校に通うことが当たり前とされる社会の中で、  
なぜ自分の子供だけがそうでないのか、 
原因を自分に求めてしまうことから発生します。

 
  前回の記事で、 
このサイトで大事にしたい5つのポリシーについてお話しました。  
 
5つのポリシーとは…

1:不登校は親の『しつけ』や『育て方』のせいではありません
2:不登校はお子様の『SOS』です
3:世の中には不登校』ビジネスが存在します。
4:お子様に一番言ってはいけない言葉を言わないでください。
5:親ができることは『こどもを信じること』一択です。

こちらの1番:不登校は親の『しつけ』や『育て方』のせいではありません について今回はお話したいと思います。

何も原因がないのに学校に行けないということが多くあります

お子様が不登校という状況になったとき、 まず頭に浮かぶのは『なんで?原因は?』という気持ちでしょう。 
辛そうな顔をしている子供に直接なんでなのか聞き責めてしまうかもしれません。  

けれども、意外なことに子供本人でも、その理由がわからないことがあります。  
親はイライラして強めに問い詰めますが  
なんとなく、とか、わからない、といった返事がかえってきます。 

これは誤魔化しているのでもはぐらかしているのでもありません。  
本当にわからない、本人にも原因不明なことも多いのをまずわかってあげてください。 

ただし、例外として子供が勇気を出していじめや嫌がらせなど 学校での問題を打ち明けてくれるなら 親は早急に全力で立ち向かう必要があります。

具体的には、

  1. いじめ等問題が起きている場合、相手の親も含め事実確認をとれるだけとったうえで学校に共有する

  2. 子供がたとえ『大丈夫』といって笑顔であったとしても、持ち物にキズを付けられる事制服が汚れたまま帰ってくるなど、あきらかに異常な兆候が見受けられるならすぐに転校を考える、思い切って休ませる。学校から距離を置くこと。

  3. 子供をすぐに安全な場所へ避難させ守ってあげること。

こどもが安全な場所=自宅で心身健康にならなければ 学校でなにかを学ぶ、なんて出来ません。

 これはマズローの5段階欲求というもので  
 
心身ともに健康でなければ、社会的な行動をしようという気にとうていなれません。  
このような状況では、まず話せるのであれば子供との対話を増やし、 感情を共有することを勧めています。

 

 

またもうひとつの例外があるとすれば 、両親のどちらかが、子供に対して過度に完璧を求めすぎたり、 他人の期待を背負いこみすぎてしまうことで、子供がそれに応えられないことにプレッシャーを感じ、最終的に不登校に陥ってしまうことがあります。万が一あてはまることがあるなら、すぐに改善を!

親はどんと構えて笑顔でいること

親は、きっとあの時の私の行動がだめだったんだ あの時ああしていれば、 
などほんとうに沢山の原因を追い求め安心しようとしますが  
直接の不登校原因がないのであれば本人自身もなぜ学校に行けないのかわかっていないことが多いのです。 

良かれと思って、色々なアドバイスを親目線で始めますが、自分が学生時代のときの経験談で話しても、現代の子供は同じ世界線で生きていません。

子供にしかわからない、また親には目に見えない世界があるのです。

 
親が悩んでも仕方がない。  
大切なのは、過去の原因を探ることではなく、これからの未来を探ること。 
そう割り切ってこれからどうするかに目を向けます。  


まず親はどんと構えて笑顔でいること。  


不安で悲しいなか笑うなんて難しいかもしれません。  
でもそれが大事です。  
悲しいのは皆と同じように通うことが出来ない、

自分のせいで親が悲しい顔をしていると悟り  
自分を責めることになってしまう子供自身なのです。

まとめ

親自身が健康でいることが、 子供の心の健康に直接的な影響を与えます。  
親が不登校を単なる問題としてだけではなく、 
子供の成長の一過程と捉え、それに向き合う姿勢を保つことが大切です。 

不登校の問題は 家族の力動や社会の圧力が複雑に絡み合い、

状況を生じさせることがあるのです。 


不登校の子供を抱える親の多くが、 
繰り返される不安や孤独感に直面することが明らかにされています。 


このような精神的なストレスが累積すると、 今度は親の行動が子供に影響を及ぼし、 
さらに不登校を悪化させる
可能性があります。 


親が子供の話に耳を傾けその考えを尊重する姿勢を持つことで、  
子供は自身の感情を自由に表現できる安心感を持ちます。 


柔軟に捉え、子供とともに成長していく姿勢を持つことで、 
不登校問題に対して前向きに取り組むことが可能となります。    

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