【残クレ】月々安くてもやばい?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説!

 

残クレとは、残価設定クレジットローンのことで、車の購入方法の一つです。

 

車の契約満了時に残ると予想される未来の価値(残価)を設定し、

その分を差し引いてローンを組みます。

  • 月々の支払いが安くなること
  • 買取補償がある(下取り価格が補償されている)
  • 数年で新車に乗り換えられること
  • ディーラーローンが通りやすい

頭金も不要で、

少しランクの高い手が届かなかった予算の車も考えることが出来るかもしれません。

感覚としては、新車購入のサブスクといったところでしょう。

 

しかし、残クレにはやばいところもあります。

むしろやばいところを理解しないまま、組んだら100%後悔してしまいます。

脅しではないですが、入ったら最後、

無限ローンの開始となる可能性もあります。

1回組んだら最後やめるのがむずかしくなるため、ほんとうに慎重に検討して

納得したうえで契約してください。

 

この記事を読むことで…

いかに残価設定型プランが危険なのかが分かります!

契約するなら、しっかり納得したうえで進めたいですね!

しっかり勉強していきましょう!

 

残クレのやばいところ

1:利息が高い
2:残価を一括で支払う必要がある
3:車の自由度が低い
4:車種によっては損する

残クレのやばいところを順に説明しますね。

1:利息が高い

残クレでは、残価にも金利がかかるため、返済総額は通常のローンなどに比べて高くなります

また、契約期間が短いほど金利が高く設定されることが多いです。

 

例えば

新車購入約700万円の新型アルファードなら、残価率は約50%。

半分の350万円を5年間でローンで均等払いします。

この場合、利息(割賦手数料:通常4.5%~多くて8%)だけで

100万円前後の利益が出るといわれています。

営業マンが強くすすめる訳ですよね。

 

2:残価を一括で支払う必要がある

 

残クレでは、契約満了時に残価を一括で支払って車を買い取るか、

再ローンを組むかの選択肢があります。

しかし、一括で支払う場合は負担が大きくなりますし、

再ローンを組む場合は金利が跳ね上がります。

普通はローンを組んでから5年経ったところで、やっと支払いが終わり

 

やっと自分の車になった…!

と思いますよね。

しかし残クレの場合、月々の支払いが少ない代わりに

5年後にまだ半分の支払いが残っている状態なのです。

 

ローンが終わったと思った瞬間に、新車の買い替えを考えたいでしょうか。

手に入れたと思ったのに、手放さないといけない?

またローンを組んで新車に買える?

それとも購入してからすでに5年も経った車に対してまたローンを組み直す?

しかも今までよりもさらに高い金利で。

5年後の金利が高くなり

今までの支払い金額よりも高い月額金額を返済しないといけなくなるかもしれません。

 

3:車の自由度が低い

残クレでは、車のカスタマイズや改造が基本的にはできません

また、走行距離制限原状回復義務などがあります。

違法改造はもちろんNG。

多少のカスタマイズはディーラーにもよりますが

原状復帰できる範囲であれば許されています。

 

もしカスタマイズするなら、

純正のパーツは必ずきれいに保管しておき

返却時には必ず元の状態に戻す

これらを守らないと追加料金が発生する可能性があります。

下取り価格も乗り方によって確実に減ってしまいます。

傷や車内のタバコの匂いなども下取り価格から減点査定となります

 

4:車種によっては損する

残クレでは、残価は契約時に設定されますが、

実際の中古車市場価格は変動します。

そのため、人気の高い車種やリセールバリューの高い車種では、

残価よりも市場価格のほうが高くなる可能性があります。

その場合、残クレでは損をしてしまいます。

下取り価格は上述のように減ることはあっても増えることは絶対にありません。

 

まとめ


以上のように、残クレは月々の支払いは安くなりますが、

最終的には高くつく可能性があります。

また、車に対する制約も多くなります。

ただし、すべての条件を納得したうえで選択するのであれば

それは間違いではありません。

 

あくまでメリット・デメリットをしっかり理解したうえで

こんなはずじゃなかった、とならないように検討してください。

 

おまけ

だったら、どんな方法で買えばいいの??という方には…

車の購入方法には、ほかに以下のようなものがあります。

1:現金一括払い
2:ローン
3:カーリース(KINTOなど)

それぞれの方法にはメリット・デメリットがあります。

購入方法メリットデメリット
現金一括払い一度に全額支払う方法なので利息がかからないため返済総額が安くなる一度に大きな出費が必要
ローン分割で返済できるため負担が少なくなる利息がかかるため返済総額が高くなる

カーリース(KINTOなど)

月々の支払い額が安く抑えられるため負担が少なくなる。車検、自動車税、保険代などももお任せ。車を所有することができず、契約期間中に走行距離制限や車両の状態を維持する義務があるため自由度が低くなる

おすすめはやはり現金一括払いです。

これは筆者も新車購入で選択しましたが、

結局一番お得ですし月々の支払もないので気が楽です。

結局は、ローン=借金であると認識し

見栄をはらず無理をしない、身の丈に合った車を選び

自分が納得した方法で支払いをするのが大事ですね。

 

 

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